いつも心に鳥をーぱはりんです。
国の天然記念物、“カササギ”。
カササギ、日本では「見ると幸せになる」といわれています。
あなたはこの言い伝え、聞いたことがありますか?
ですがこのジンクス、世界どこでも同じではないんです!
日本と同じアジアの中国や韓国、そしてヨーロッパではちょっと違って言い伝えられています。
つるりと輝く黒い羽にほっわほわの白いお腹。
翼の輝く濃紺から青緑のグラデーション。
そして優雅に長く伸びる尾っぽ。
そんな雅な姿から生まれたいろんな世界のカササギジンクス。
この記事では『【カササギ】にまつわるジンクスは世界の地域によって違う!』についてお届けします。
「カササギをみると幸せになる?」
国の天然記念物と聞くとなんだかありがたくもなる存在。
見れたら感じる“ラッキー♪”な感覚。
確かに幸せになりそうな感じがしますね。
カササギってどんな鳥?
- 別名:カチガラス
- 体長約45cm
- 日本では佐賀をメインに生息 他は主に、北海道・新潟・長野・福岡・長崎・熊本
- これ以外の県でも確認されている場所もある
- 世界では北半球の広い範囲に分布 主に、ヨーロッパ全域・アフリカ北西部・中東・中央アジア・東南アジア・アメリカ西部
- 草原・農耕地・低木地・市街地などに生息
- 「カシャカシャ」という声で鳴く 「カチカチ」や「ギャーギャー」に聞えることもある
- 雑食 昆虫や木の実、穀物等なんでも食べる
日本では場所限定で滅多に見れない感じがありますが、このカササギ、ヨーロッパなどに行くと、カラスのごとく、空を舞ってます。
街中田舎、どこでも出没。
真っ黒いカラスとは裏腹の雅な姿のカササギですが、同じ「カラス科」。
そして、カラス科であることより、カラスと行動が似ているところも。
カササギジンクス:日本・中国・韓国編
日本:
日本発祥の「カササギを見ると~」のジンクスは出会っていません。
ですが、カササギを見ると縁起がよいという話は広まっています。
中国:
中国でカササギはまさしく“幸運の鳥”。
恋愛・結婚・子宝・仕事・金運とマルチに幸せupと言われています。
また、天の川には“はくちょう座”があり、天の川の鳥というと白鳥のイメージが強いですが、中国では、カササギと天の川にまつわるロマンチックなお話があります。
「カササギ」が羽を広げ、カササギの羽が橋となり、織り姫が彦星に会いに行ったというお話です。
韓国:
縁起のよい鳥とされています。良い便りがくるとか、来客があるとか言われています。
カササギの幸運にまつわるお話は中国が多い印象です。
中国発祥で近隣の国に広がったのではないかと考えられます。
また、カササギの別名がカチガラスであることから、“カチ”を“勝ち”にかけるところが、感じを使うアジアの国に共通している印象です。
カササギジンクス:ヨーロッパ編
さて、ヨーロッパ。
ヨーロッパの国々に旅行に行った際、日本人の添乗員さんが
「カササギを見ると幸せになるそうです!みなさん、見つけましょう!」とおっしゃりました。
ヨーロッパにもそのようなジンクスがあるのかと思い、ヨーロッパの国の方々に聞いてみました。
すると、
「縁起悪いよ。だって、カササギはカラスだよ。」
「縁起がいいなんて聞いたことない。」
というどちらかの答えが、返ってきました。
イギリスでは古い言い伝えで、
カササギを、1羽みると悲しいことがある。
2羽見ると嬉しいことがある。
3羽見ると贈り物がもらえる。
4羽見ると手紙がくる。
5羽見るともっとよいことがある。
(引用元:「学生の回想データにみる子ども時代のジンクス」川越ゆり・滝澤真毅)
というものもあります。
ヨーロッパでは人によってずいぶん意見が分かれそうですね。
ちなみにヨーロッパでは、先ほども書いたようにカラスのごとく飛んでいるので、何羽でも見れました。
まとめ
カササギのジンクスは地域差があり、世界中どこでも「見ると幸せになる」と思われていないという、ちょっと寂しい結果ではあります。
ですが、どうせならいいジンクスを信じたいですね。
カササギを見たすべての人に幸せが訪れますように♪