いつも心に鳥をーぱはりんです。
コロナになって回復してからもなんだか落ち着かない日々を過ごしていました。
ずいぶんブログを書く期間が空いてしまったなと思っています。
ゆっくり戻っていけたらと思います。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
今回はサンティアゴ巡礼(スペイン)を歩いた時に撮った写真の中に写っていた鳥をご紹介したいと思います☺
鳥の撮影をメインでは歩いていないので、写っていた鳥の中から3種と+αをピックアップしてお届けします☺
今考えたらもっと鳥に注意を払っていたらよかったのですが、その時は歩くので必死でした😂
歩いたのは11月初旬です。
歩いたほとんどの日が雨、最終日は嵐というような天候でしたが、晴れの合間に出逢えた鳥たちに感謝です。
トップバッターは『クロウタドリ』です☺
- 体長約28cm
- ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア等に分布。
- 日本では主に南西諸島や日本海側の地域に迷鳥として飛来、日本の広範囲において記録はある
- 体の色はオスは全身真っ黒、くちばしと目の周りが黄色、メスは黒褐色で黄色い色がオスのように目立たない
- 15種類ほどの亜種あり、白い個体もいる
- 昆虫やミミズを捕食
- スズメ目ツグミ科ツグミ属
音楽界でも登場する鳥です♬
・オリヴィエ・メシアン「クロウタドリ」「世の終わりのための四重奏曲」
・ビートルズ「Bleckbird」
に登場します☺
そして、マザーグースでも登場。
「6ペンスの歌」というのに出てくる鳥がクロウタドリと言われています。
このクロウタドリ、私はムクドリ科に勝手に感じてしまうのですが^^;、ツグミ科の鳥なんですね☺
次にご紹介するのはジングルベルの鳥、『ヨーロッパコマドリ』です☺
『ロビン』といわれることもあります。
クリスマスのモチーフの鳥といったらこのヨーロッパコマドリなので、私の中では”ジングルベルの鳥🎄”になっています笑
愛らしいです☺
- 体長約13cm~14cm
- ヨーロッパ、シベリア北部、アフリカ北部、中東などに広く分布
- 日本では極めて希に迷鳥として飛来した記録あり
- オスとメスの色は似ている、顔から胸にかけて赤橙色
- 亜高山帯(標高1700~2500m)、針葉樹林や照葉樹林、主に森の中
- 主に昆虫を食べる
- イギリスの国鳥
- 鳴き声がとても美しいと言われている
それと、こちらもマザーグースに登場する鳥としても有名です。
「クックロビン」もしくは「コックロビン」という1編の歌ですが、内容はコマドリの死から葬送までを語る内容になっていて、内容としては...もの悲しいものです。
動物たちがコマドリの死を悼み、心を痛めながらもコマドリを天国へ送ろうとする動物たちの愛が垣間見られる歌でもあると感じます。
そして、みんなに愛されているコマドリの存在も感じられるようにも思います。
表面的には悲壮感がただよっていますが、奥には深い愛が流れている、そんな風に思います。
他に有名なものにピーターラビットでもでてきますね☺
さて、このヨーロッパコマドリさん。
ヨーロッパコマドリの胸の色について、「なぜ胸が赤くなったのか?」という伝承があります。
有名なものとして、十字架にかけられたイエス・キリストの苦痛を和らげようと、ヨーロッパコマドリが茨の冠からトゲを抜き、トゲを抜いた時に飛び出たキリストの血で胸が赤く染まったといわれています。
またこちらもキリスト教関連になりますが、キリスト教のカトリックでは煉獄というものが存在すると考えられています。
煉獄とは天国と地獄の間にあって、天国へ行く前に罪を償うために一時的に苦しみを受ける場所とされています。
さて、ヨーロッパコマドリですが、ヨーロッパコマドリは、この煉獄で苦しんでいる死者に水を運ぼうとしたときに、自らが煉獄の火で焼かれてしまい胸が赤くなったという話もあります。
2つ伝承を紹介しましたが、いずれにしても、ヨーロッパコマドリ、とても慈悲深い鳥とされていることを感じます。
ヨーロッパコマドリの胸の赤色はもしかしたらヨーロッパコマドリが持つ愛情深い、また慈悲深い心の象徴の色なのかもしれないなとふと思いました☺
さて次ですが、次は前回のブログで紹介した『クロジョウビタキ』です☺
このサンティアゴ巡礼の旅で写っていたクロジョウビタキもメスです。
ただ写真がおそろしくボケています🙏
拡大してみるとですが、尾羽の裏にかろうじてオレンジ色を感じます。
(拡大しないと分からないと思います💦ゴメンナサイ🙏)
前回のブログと被りますが、
- 体長約15cm
- 羽の色 オスは全体が黒くてお腹や尾羽がオレンジ色 メスは茶色っぽい色で尾羽の下にオレンジ色の羽
- クロジョウビタキにも羽に白い模様がある個体もあるという情報もあり ジョウビタキの白い紋とは異なる模様
- 分布は夏は主は中南部ヨーロッパ、アジア(モンゴル、中国)、中南部ロシア 冬は主にヨーロッパ南部やアフリカ北部、インド、西南アジア
- ヨーロッパ南部では留鳥
- 主に昆虫や果実を食べる
(クロジョウビタキについて興味があり、もう少し詳しいお話を知りたい場合は前回のブログ『見過ごしていた地味な鳥の正体 in スペイン ~思い出編~』を読んで頂けたら幸いです☺🙏)
さて、長くなりますが、ここから +αコーナーです☺
『カササギ』さんです☺
(カササギにつきましては『【カササギ】にまつわるジンクスは世界の地域によって違う!』で情報を書いていますのでもしカササギにご興味ある方はそちらを見て頂けたら幸いです☺🙏)
カササギはカラスの仲間。
やってることがカラスそっくりの場面に遭遇しました☺
カササギさん、会った時、近くで見るといつもホワホワでした☺
鳥の羽毛にもいつも幸せを感じさせてもらうなと思います♡
最後におまけ♪
もっと色んな鳥を撮影できていたらよかったのですが、撮った写真の枚数から考えると少しでしたが、カメラにおさまってくれていた鳥たちに感謝です☺
鳥が音楽に登場したり、伝承があったり、そういうのもとても興味深いなと思います。
伝承については現実離れした話であっても、そういう言い伝えがあることが素敵だなと思います。
今回、クロジョウビタキについては伝承や音楽等、何も情報がありませんでしたが、その鳥に関する伝承等から鳥を知るのも面白いなと思います☺
最近はとっても暑いですね。
サンティアゴ巡礼を歩いた当時より体力にそんなに自信がない私はこの暑さの中、バードウォッチングになかなか行けないなと思ってしまいます😂
これからの季節、バードウォッチングに行かれる方、熱中症にはどうぞお気をつけて☺🍀
みなさんそれぞれにとってこれからも幸せな鳥との一期一会がありますように☺🍀