鳥 つれづれ日記

いつも心に鳥を

複数の文鳥が全てべったり懐くカギは数字の2!

いつも心に鳥をーぱはりんです。

 

文鳥はスズメサイズの大きさの鳥。

手のひらサイズながら、その懐きっぷりは犬並みに思えるほど。

(ちなみに、犬は飼い主と「主従関係」ですが、鳥は飼い主と「対等の関係」を築きます)

 

文鳥は1羽で飼うと、確かにべったり懐きやすいです。

 

では、複数の文鳥を飼った時にすべての文鳥がべったり懐くには「2」という数字がカギを握っています!

 

今までの文鳥の飼育経験から導き出した数です。

 

この記事では『複数の文鳥が全てべったり懐くカギは数字の「2」!』についてお届けします。

 

 

文鳥は複数飼いでもベタ慣れにできる!

20年文鳥と暮らしてきて、文鳥がなぜこんなに懐くのか興味は尽きません。

1羽飼い、2羽飼い、3羽飼い...、そしてMAX8羽飼いまで経験しましたが(すべて手乗り)、複数でもベタベタに懐くにはポイントがあると私なりに気づきました。

 

鳥が人に慣れるしくみ

ヒナのときから人が育てることで、人を親と思い込みます。

(卵の時から親鳥は卵の中にいるヒナ鳥とコミュニケーションをとっています。

ですがこの時点では、卵の中のヒナは卵を温めている親鳥を親と認識できていません。)

 

ですが鳥の認識は成長するにつれて「親」から「群れ」に変わります。

「群れ」とは同種。

認識が「群れ」に変わり、鳥が人をパートナー・相棒のように認識した時、とても懐いている状態になります。

(鳥が人と対等な関係を作る理由は、人をパートナー・相棒のように認識するからです

 

鳥が人をパートナー・相棒のように認識しなかった場合、「人を怖がらないけど、すごく懐いているような感じもしない」状態になります。

つまり、ただ単に人に”慣れている”という状態です。

 

・懐く:人に慣れ、かつ、人と接するのを好み、人とコミュニケーションがとれる。

・慣れる:人を怖がらない状態。

 

ベタ慣れ文鳥とは

ベタ慣れ文鳥。

ズバリ、握れる!

 

懐きすぎると、自分で手をこじ開けてでも手に入ってきます♪

 

握らせてくれるか、握らせてくれないか。

ここが大きな境目です。

 

ちなみに、メスは背中を触ると発情するので、握れません。

握れるのはオスです。

メスだと、手の上に座っている文鳥をほわっとやさしく手で包むのが限度です。

 

飼育数と文鳥の懐き具合の関係

1羽

→高確率でベタ慣れになる。

 

2羽

→高確率でベタ慣れになる。群れの認識はあるが弱い。

(ただし、2羽がカップルの場合は例外です。人間はお邪魔。鳥同士が仲良くなります。オス同士のカップルができる場合もあります。)

 

3羽

→ベタ慣れになる子もいるが、3羽になると群れの認識が強くなってくる。

 

8羽

→ベタ慣れになる子もいるが、群れの認識がとても強くなる。

 群れの本能が働き、人とずっと一緒にいたいという行動(※)は減る。

 

3~8羽の間は、数が増えるほど文鳥たちの「群れ」の意識がどんどん上がっていました。

 

※人とずっと一緒にいたいという行動:長時間肩や手、頭に乗っている、手に入ってくる(握れる)、後をついてくる等の行動

 

ベストな文鳥の数

今まで文鳥の飼育数と懐き具合をみていて、「2羽」がベタ慣れの境目と感じます。

 

複数飼いのなかで、2羽はいちばん少ない数ですが、この「2」という数字はあなどれません。

人間の手は2本。

ここが大きなポイントです!

 

1つの手に1羽。

手は2本なので、左と右に1羽ずつ。

 

人間の手は2本なので、3羽以上だと手に乗れない、手の中に入れない子がでてきます。

 

手に乗れなかったり・乗れたり、手の中に入れたり・入れなかったりという不安定な状態をヒナの時からつくると、文鳥はそれだけ懐きにくくなります。

つまり、手からあぶれる子をださない!

 

飼っている文鳥が「平等」に、常に手に乗れる・手の中に入れる状態を作ってあげることで懐きやすくなります。

 

また、もう1点大事なのが、ヒナを2羽、同時期に同時に飼育すること。

 

1羽ずつ別々の時期に飼うと、同じ2羽でも成長の違いからベタ慣れ率は下がります。

1羽が大人になってからだとさらにベタ慣れ率は下がります。

 

文鳥のお迎えパターンによるの慣れ方の違い

文鳥を飼うとき、文鳥が1羽もいない状態で文鳥をお迎えするパターンと、先に他の文鳥がいるうえで、新しい文鳥をお迎えするパターンがあります。

 

先に文鳥がいる場合、先にいる文鳥との群れの意識が強くなりやすいです。

 

先に文鳥がいない状態で2羽のヒナのお迎えがベスト。

 

ただし、先にいる文鳥がいてもその文鳥がかなり老齢文鳥の場合だと、新しくお迎えした2羽文鳥たちはベタ慣れになることにも気がつきました。

 

理由は、かなりの老齢文鳥は活発に活動しないからだと思われます。

 

オスとメスで慣れ方に違いはあるのか?

性別によって懐き具合に大きな差を感じたことはありません。

 

ですが、メスの性格はクールな子が多いように思います。

その「クール」さが、オスに比べてよそよそしさに見えることはあります。

 

文鳥コミュニケーション

ベタ慣れに欠かせないのが文鳥とのコミュニケーションです。

文鳥はコミュニケーションが大好きな鳥です。

感情もとっても分かりやすいですよ♪

 

ベタ慣れになるコミュニケーションの取り方とは?

声かけ!

これは本当、大事です。

朝のあいさつから夜寝るまで。

 

手の上に乗せている時もカゴに入れている時も、家族や友達と会話するように親しみをもって話しかけてください。

 

また、文鳥と目線を合わせて話しかけることも大事です♪

 

時間が許す限り、また文鳥が疲れない程度で、手に乗せて遊んであげましょう。

 

そして、文鳥の怖がること・嫌がることはしない。

ヒナの時に怖いと認識したことは大人になっても覚えています。

 

大きな声で文鳥を叱ったり、叩いたりするのは御法度。

 

地道な文鳥とのコミュニケーションが、文鳥と人間の間に強い絆を作り上げます。

 

まとめ

複数の文鳥が全てべったり懐く数、それはズバリ、2羽。

理由は人間の手は2本で、左右片手に1羽ずつ。

カギは数字の「2」!

平等に、手からあぶれる子をださないことが文鳥が安心して人間に懐くポイントだと経験より考えています♪