鳥 つれづれ日記

いつも心に鳥を

最良の薬・一番の薬 ~老鳥とともに~

いつも心に鳥を-ぱはりんです。

 

前回の投稿から約1ヶ月が経ってしまっていました。

記事の更新ができていないこと、ずっと気になっていました。

前回の記事の続きになります。

 

最近になって怖がりの姫松がノートパソコンを怖がらないことに気づきました。

怖がるどころかパソコンに興味津々。

不思議なものです。

今も姫松を手に入れて記事を書いています。

 

仕事と所用以外、今も家では姫松の看病と介護の日々を送っています。

介護と看病が中心の生活になっているなと思います。

 

何度も「もうダメかも…」と思いながらも、姫松、がんばってくれています。

 

発作の関係で動物病院に連れていけないのが心苦しいですが、チャット診療を利用しながらアドバイスをもらえたことはとても助かりました。

オンライン診療は怖がるので無理でした。

 

姫松は鳥用の暖房器具類をすべて怖がります。

もともと怖がりなんですね。

 

そんな文鳥もいるので、保温するとなると大変です。

姫松がいる部屋だけは常夏(5.5畳の部屋にいます)。

部屋ごと29~30度に暖めての保温になっています。

+加湿。

 

人間である私は半袖でしかこの部屋には入れないです。

それでも命がかかっているのでそんなこと言ってられません。

 

部屋が28度になってくると、途端に体調に変化がでます。

ぼわっと膨らみ、体温も低下、反応も動きも鈍くなります。

くちばしの色も怪しくなってきます。

 

ですが29度~30度だと、とても血色良く、体温もポカポカ。

 

老鳥であり病鳥である鳥の身体はとてもデリケートですね。

28度と29度。

1度の違いが生死を分けるくらいの勢いです。

 

そんな暑い部屋ですが、寝るときはその暑い部屋の中で遮光カーテン2枚に毛布2.5枚重ね。

それで丁度のようです。

毛布が1.5枚の時は朝の調子がとても悪く頭を悩ませましたが、毛布1.5枚でも夜は寒かったんだなと思いました。

 

そして、私が家にいる時は相変わらず寝るまでほぼ常に手の中。

様子をみながらエサを食べさせるためにカゴに戻したり、水を飲ませたり、はたまたトイレのタイミングを見てティッシュで受けたり。

姫松が手の中にいるので、もちろん私はほとんど何もできません(本読むくらい)。

そんな生活は今もずっと続いています。

姫松が夜寝てから寝るまでが私の時間です。

 

もともと呼び鳴きなど派手な子だったので、老鳥になって病気になった今もあらゆる手段を使って自己表現してくれるので分かりやすいです。

何がしたいか、何を求めているのか、どこに連れて行ってほしいのか。

 

目の表情1つでも分かるものですね。

鳥の感情の豊かさを感じます。

 

私もご飯を食べたりとやることありますが、オチオチゆっくりはしていられません。

すぐにお呼びがかかることはちょっちゅうです。

 

もう声が出なくなってる姫松ですが(基本鳴かないし鳴けません)、不思議なもので、私を呼ぶ時だけ、か細い声で鳴いてくれます。

 

どうしてもカゴの中で待っててほしいとき、「悪いけどちょっとココ(カゴの中)で待っててね」というと、不思議、待っています。

 

心が通じているのかなと感じながら、嬉しいなと思います。

 

今でも福松が亡くなった寂しさは感じているようです。

分離不安が鳥にもあるんですね。

 

そのために導入したのが私がいないときでもテレビをつけて音を流すこと。

これでずいぶん落ち着きました。

 

ペットカメラも設置。

 

できる事は全てしている状況です。

 

ですが、本当は一番したい、行けたらいきたい動物病院には発作が理由で行けず、治療もできていません。

それでも、動物病院に連れて行ったことのあるどの文鳥よりも、老鳥になってからも病鳥になってからもがんばって生きてくれています。

それが不思議でなりませんでした。

 

なぜだろう…?

 

よく考えました。

 

姫松はとにかく手の中が大好きです。

とても安心するんでしょうね。

手の中で目をつぶって寝ている穏やかな寝姿を見ていると、私も心が癒やされるくらい安心しきっています。

 

姫松にとっての最良の薬。

一番の薬。

それは、私の手の中で過ごしていることなのかなと最近ふと思いました。

 

そして、姫松に雛の時から今まで毎日、姫松のことが大切で好きなことや感謝を何度も伝えていること。

 

もしかしたらそういった目に見えない気持ちのようなものが、姫松にとって何よりの治療薬になっているのかなと最近感じています。

 

私の専門は薬なので、確かに薬の効果というものは病気の治療において実感します。

それは人間同様、動物もだと思います。

 

もちろん、薬が病気の治療に必要不可欠な存在であるとも思います。

(もちろん人間の場合、使いたくない人に強要はできないと思っています。)

 

ですが、

他の動物や鳥のことや、他の文鳥があてはまるかは分かりません。

もちろん人間も。

 

ですが、薬が使えない時、診察さえもできない時、姫松にとっての一番の薬は目に見えない私の気持ちや私とのコミュニケーション、手の肌から伝わるむくもりなのかなと感じています。

 

そして、人間の病気の治療であっても、薬だけに頼ることは出来ても、やっぱり心の面もとても大事だなと思います。

心に安心や温かさ、つながり、愛情を感じられていたら、その人の状態がそれらがないときと変わってくること、回復に違いが出てくることも感じます。

 

「大好きだよ」

「大切だよ」

その気持ちは何よりの薬になって伝わっているのかもしれません。

 

姫松、それでも、日に日にゆっくりゆっくり弱ってきているのは事実です。

もう何年も何ヶ月も一緒に過ごせる身体ではないと思います。

それでも、1日でも長生きしてほしいです。

できる限りの幸せな鳥生を全うできるように、姫松にとっての「最良の薬」「一番の薬」でありたいと日々思います。

 

ペットを飼われている飼い主さんの愛情が、ペットたちにいつも伝わり続けますように🍀🍀🍀

 

そして、ペットへだけでなく、

大切な人へも愛が届きますように。伝わりますように。

🍀🍀🍀

 

最近は寝ていることが多いですzzz
ほぼ手の中ですが、たまにムクッと手の中から出てきます☺