いつも心に鳥をーぱはりんです。
文鳥と一緒に住んでいて、毎日人間に話しかけるのと同じように文鳥に話しかけて生活しています。
もちろん返答は返ってきません笑
ですが、偶然なのか必然なのか、恐ろしく言葉を理解している時もありとても不思議に思います。
そこで鳥の聴力と文鳥のことばの理解に直接関係があるのかないのか、考察してみたいと思いました。
今回は『鳥の聴力と言葉の理解』についてお届けします☺
鳥の五感について
鳥に五感なんてあるの?と思いがちですが、ちゃんとあるんです!
ですが人間の五感とはちょっと違いもありそうですね。
視覚
鳥の視覚はとっても優れていて、かつ、とてもカラフルな世界が目の前に展開されていると考えられます。
理由は、鳥は紫外線領域の光も見えているからです。
(大変恐縮ですが、色については、
『鳥が怖がる色はあるのか~文鳥を見て思うこと~』(2023/03/04)
という記事で詳細を書いていますので、もし興味がありましたらそちらをご覧頂ければ幸いです。🙏)
聴覚
聴覚も優れています。
ですが、意外や意外。
人間より聞えている音の範囲は狭いです。
それでも、とっても優れた聴覚を持っているので、些細な音を聞き分ける力を持っているとされています。
臭覚
これが意外と鈍感です。
あまり発達していません。
味覚
味覚もあまり発達していません。
味を感じる細胞の数が少ないことが理由です。
それでも、フードの好みがあるようで、それなりに味覚も発達しているんじゃないのかというのが文鳥を見ていて思うことです。
鳥なりの”美味”というのはありそうです。
触覚
あまり発達はしていません。
しかし、止まり木ひとつでも、太さや木の材質で反応が違ったり、私が着ている服の素材(特に冬)によって服の中に入ってきたり、ただ服の上に座るだけだったりしているのを見ていると、肌触りに好みはありそうで、それなりに発達していると思われます。
ちなみに、触角については、脚とくちばしが体の中でも特に肌触りの感覚をキャッチするとされています。
音について
さてここで、音についてのお話です。
音には、音を構成するものとして、「高さ」「強さ」「音色」があります。
音は空気の振動によって作られ、そして伝えられます。
音の構成要素のひとつ「高さ」。
これが、振動の”速さ”によって変ります。
振動数は周波数とも言われ、「Hz(ヘルツ)」で表わされます。
身近なものだと、イヤホンとか買うとパッケージの後ろにどれくらいの範囲の音を再生できるか等記されているのでご覧になったこともあるのではないでしょうか。
振動数が小さい=ゆっくり→「低い音」
振動数が多きい=はやい→「高い音」
となります。
人間の聴覚について
人間は一般に、20~20,000Hzの音の範囲を聞くことができると言われています。
最小(限界)12Hz
最小(標準)40Hz
よく聞える 1,000~3,000Hz
最大(標準)17,000Hz
最大(限界)23,000Hz
人間が出せる音 80~3,000Hz
(引用:音楽研究所 動物の可聴域)
鳥の聴覚について
鳥は一般に200~8,000Hzの音の範囲を聞くことができると言われています。
ただし、上記の『音楽研究所の動物の可聴域』によると、鳥の種類によりバラつきもあり、必ずしも200~8,000Hzとは言えなさそうです。
そして、鳥が良く反応する音の領域は2,000~5,000Hzと言われています。
美しい声でさえずっている鳥たち。
それを聞くと、鳥の方が高い音も人間より得意で人間より高い音も聞えそうにおもうのですが、実は人間の方が聞える範囲が広いんですね。
なんだか不思議です。
よって、人に聞えない音は鳥にも聞えないとも言えますし、鳥に聞えている音はすべて人間は聞くことができるとも言えます。
これもなんだか不思議な気がします。
文鳥はどこまで言葉を理解しているのか?
さて、ここからは私事と主観を交えてのお話になりますが🙏、上記の話を踏まえて文鳥の聴覚と言葉の理解を考察してみたいと思います。
文鳥ですが、名前を呼ぶと返事をしたり、飛んできたりします。
今まで飼っていた文鳥みんなそうでした。
ちゃんと聴き分けているようで、自分と違う名前の時は返事もしないし、飛んでもきません。
どうかんがえても、文鳥が「あいうえお」等の文字を理解しているとはとても思えません。
これは先ほどの「音=空気の振動」を感じ取って、自分の名前を判断しているのではないかと思っています。
そして、ちょっとランクアップ会話。
日常の「おはよう」「いってきます」「お留守番してね」「お留守番ありがとう」「大好きだよ」「おやすみ」等の日常の会話。
これはおそらく、「音=空気の振動」だけでなく、その言葉と飼い主の行動を結びつけ、学習し、理解しているのではないかと思っています。
ただ、まったく説明できないことも起こり、それがどうなっているのかは現在考え中です。
昨日もあったのですが...
鳴き叫ぶ姫松に、もしかしたら「呼んだら飼い主来る」とインプットされたのかもと思い。
「姫ちゃん、静かにしよ。静かな時そっちに行くから。静かに待っといて。」
と話しかけ、
私が一緒にいても鳴き叫ぶ姫松に
「姫ちゃん、福ちゃんおらへんなって寂しいね。私も寂しいんやよ。
福ちゃんはもうおってないんやよ。帰ってきて欲しいけど、もう帰ってきてないんやよ。」
と話しかけました。
姫松は福松亡き後、相変わらず突然鳴き叫ぶことが増えました。
私が姫松と一緒にいないときだけでなく、一緒にいるときでも鳴き叫ぶ時があります。
飼い主が参りそうなほどの大音量で、長ければ1時間近く鳴いているときもあるのですが、昨日から偶然なのかどうなのか、理解したのか、静かになっています。
こんなことがあるんだろうか?と長年文鳥を飼っていますが不思議でなりません。
今まで9年間毎日話しかけている中で、私のいろんな行動とたくさんの言葉を結びつけ、断片的にでも学習し、それが文鳥脳の中にインプットされて理解できた、ということも、可能性は低いかもしれませんが、ありえるのかな?と思っています。
ここで、人間の話声の音の周波数も考えてみたのですが、人間の話し声の周波数、こちらも聴覚と一緒で20~20,000Hzといわれています。
なので、もしかしたら、文鳥には人間の言葉が断片的に聞えている可能性があります。
(鳥が聞える範囲は一般に200~8,000Hz)
もしそうであるとすると、ひとつの文章を理解できないとしても、先ほど書いた
「今まで9年間毎日話しかけている中で、私のいろんな行動とたくさんの言葉を結びつけ、断片的にでも学習し、それが文鳥脳の中にインプットされて理解できた、ということも、可能性は低いかもしれませんが、ありえるのかな?と思っています。」
ということがより可能性を持つような気もします。
まとめ
鳥は五感のなかでもとりわけ視覚・聴覚は優れていています。
聴覚は言葉に結びつくことからとても興味深いものです。
自らの名前は文字が音がつながった理解ではなく、繰り返し聞くことによって、音の振動で聴き分けていると思われます。
人間と鳥の聞える音の範囲(周波数)や人間の話し声の音の範囲(周波数)を考えると、文鳥の学習能力から、言葉と飼い主の行動を結びつけて、人間の話すそれなりに長い言葉を理解できているのかもしれません。
もしくは...
言葉が通じたのではなく、気持ちが通じたのかもしれませんが...もしそれならそれで、科学とかを超えたつながりが成せる業なのかもと考えると、今までの考察は無になってしまいますが😂、飼い主としては幸せだと思います☺♡
野鳥に話しかけるのは至難の業だといつも思いますが笑、鳥カフェとかペットショップに行って鳥達に話しかけてみると、文鳥を含め、鳥さんたち、意外とこちらの声かけにジーッと声に耳を傾けてくれたりします。
なので、もし鳥とふれあえる機会があれば、鳥に話しかけてみると、鳥に関して新しい発見と鳥とのつながりを感じることができるかもしれません☺♪