鳥 つれづれ日記

いつも心に鳥を

現代ならではの鳥を飼う前に考えてほしいこと

いつも心に鳥をーぱはりんです。

 

ずっと思っていることがあります。

タイトル通りなのですが、現代ならではの鳥を飼う前に考えて欲しいことがあるなと思います。

 

今はSNS全盛期。

かわいい鳥の写真や動画の投稿たくさんありますね。

 

そして、鳥の飼育書。

どこをみてもなんともかわいい姿の鳥たちがたくさんのってます。

一昔前とちがって飼育書の写真の綺麗さも抜群。

 

いろんな鳥たちの可愛らしい姿に笑顔になりますね。

 

ただ、それは鳥の生涯のほんのいち場面です。

 

今いる姫松を合わせて文鳥14羽。

子供の頃には文鳥1羽、セキセイインコ5羽と過ごしてきました。

 

当たり前ですが、鳥も生き物。

だんだん歳を重ねていきます。

 

ヒナから老鳥まで。

その姿の変化を想像できるでしょうか?

途中、病気になることもあります。

 

SNSでかわいい姿をみかけても、それはその子のその時の一瞬、または、いち場面です。

その鳥のその写真、その動画以外の背景はわかりません。

飼育書の写真も同じ事が言えると思います。

 

何を伝えたいのか。

 

そのかわいい姿だけに惹かれて鳥を飼うことだけは避けていただきたいなと思うのです。

これはペット全体に言えることと思います。

 

最近はネットを見て惹かれて、動物をお迎えしたものの、「思ってたのと違う飼った」といって安易にペットを放棄することが増えているようですね。

これに関してはネットの負の遺産のように思います。

 

鳥も例外ではないです。

 

鳥は排泄のしつけはできません。

手乗りであれば、どこでフンをされても文句は言えません。

 

鳴き声もびっくりするほど大きい声を出すことがあります。

 

その子の性格にもよりますが、攻撃的になって噛むこともあるし、”噛み具合”というのが分からず、怒ってなくてもいつも本気で噛んでくる子もいます。

 

羽の生え換わりの時期は羽と粉(羽が開く際にでるもの)がすごいです。

 

インコを飼っていた時は、家の中の木でできたもの(窓枠やドア枠)をかじられていました。

つまり、家の中のものが至るところ傷んでいました。

 

病気をすると、びっくりするほど見た目が変ることもあります。

その看病も大変です。

 

歳を重ねると、脚も弱り止まり木にさえつかまれなくもなることがあります。

羽が弱って飛ぶのもままならなくなったりもします。

つまり、介護がいる状態です。

白内障にもなることがあるので、その場合は鳥の視界が不自由になります。

病気でなくでも、羽が抜けて羽の密度が減ったり、地肌がむき出しになることもあります。

 

また、手乗りであれば、カゴの外に一歩出たら結構鳥にとっては危険物だらけです。

自分の希望より、その命を守るためにできる限り鳥の安全を優先することになります。

 

指を噛んできたりするので、鳥の口に入らないよう、ハンドクリームを塗るタイミングでさえ気を使います。

化学物質系は特に気を使います。

 

また、部屋のものの配置も。

鳥がいる部屋は鳥優先です。

 

そんなこんなで、ネットの投稿や飼育書からではほとんど分からないだろうことを書かせて頂きましたが、今書いたようなこともすべて笑って受け入れられる心の余裕が大切だといつも思います。

 

病気になった時、もちろん心配です。

ですが、病気の看病もその鳥とのつながりや関わりを喜びとして、看病さえも楽しみに変え、鳥がよくなることを願いながら向き合う、そんな心持ちも大事に思います。

 

病気で姿が変ろうがその子はその子。

歳を重ねて姿が変ってもその子はその子。

自分の想像と違うことが起こってもその子はその子。

 

自分の期待を動物に寄せるのは違うなといつも思います。

期待はあくまで飼い主が勝手に持ってしまっているものであって、鳥も含め動物には何も責任はありません。

 

どれだけその子のそのままを見れるかだと思います。

 

もしかしたら、鳥を飼うのを躊躇してしまうようなネガティブな思いをこの記事を読んでいる方に与えている可能性もあると思います。

 

ですが、鳥との生活は、素敵な面ももちろんたくさんあります。

 

ただ、ネットや飼育書のよい側面だけに刺激を受けて、安易に鳥を飼うことだけは避けて頂きたいなとよく思います。

もちろん全ての動物において。

(実家にはトイプードルがいますが、やっぱり犬は犬で、かわいいだけだなく、そのお世話の大変さや予想外の出来事等いろんなことがあること、感じます)

 

ペット放棄を避けるためにも、ペットの命を大切にするためにも。

その子にとっては1回しかない生涯。

体の大きさも関係なし。

 

この世に生まれてきたその子の一生を大切に最期までみれる気持ちで飼って頂きたいなと思います。

 

話がタイトルから逸れて、鳥に関してだけではなく、動物すべてに関することなってしまったところがあり恐縮です。

 

ですが、もしこれから鳥を飼おうと思っている方、飼ってみたいと思っている方、いらっしゃいましたら、ネットの投稿や飼育書では見えていない大部分のところを含めて鳥を飼うということを考え、鳥をお迎えして頂けたら嬉しいなと思います。

 

鳥をお迎えされる際には、その子(鳥)との運命を感じるような♡素敵なご縁があること願っています☺

 

追記:

私事ですが、コロナになってしまいました。

コロナ、きついですね。

薬を飲みながらもコロコロ変る症状に翻弄されていますが、症状がいくぶん落ち着いている合間に今回は記事を書かせて頂いております。

そして、こんな時、鳥(ペット)には飼い主がコロナとか、どれだけしんどいとかは分かりません。

通常通りのお世話が必要です。

鳥だけではないですが、しんどいからお世話は後回しとかできません。

しんどくてもお世話。

それが現実です。

なので、これからもし、鳥(ペット)を飼われる際には、そういうこともどうか念頭において飼って頂けたらなと思います🍀