鳥 つれづれ日記

いつも心に鳥を

ハクセキレイはなぜあんなに速く歩くのかについて考えてみた

いつも心に鳥をーぱはりんです。

 

道や駐車場、そして公園でトコトコ猛ダッシュで歩いている鳥を見かけたことはないですか?

ハクセキレイという鳥です。

 

ハクセキレイは猛ダッシュしたかと思ったら、突然ピタっと停止。

そして、尾羽をピョンコピョンコ上下に振り振り。

その姿は『だるまさんが転んだ』を楽しんでいるようにさえ見えます。

そんなハクセキレイに会うといつも、「だ~るまさんが転んだ!」と口ずさみたくなります。

 

あの回転するように速く動く足にいつも目が釘付け。

この記事では『なぜあんなに速く歩くのか?』について考えます。

 

 

ハクセキレイはトコトコ猛ダッシュ

ハクセキレイに会う度に『なぜあんなに速く歩くのか?』と疑問に思います。

ですが、どこを探してもその疑問の答えになる研究に出会ったことがありません。

そこで、私なりに考えました。

 

ハクセキレイの基本情報

ハクセキレイ

 

ハクセキレイの基本情報
  • 体長は約21cm、体重は約24g
  • 頭から背中は黒か灰色、お腹と翼は大部分が白色
  • 幼鳥は全体的に灰色でお腹は白色、顔は黄味がある
  • 「チチン チチン」と澄んだ声で鳴きながら波を描く様に飛ぶ
  • 水辺、草原、農耕地、市街地など開けた場所に幅広く生息
  • 水生昆虫の他に、陸上で昆虫類やミミズを食べる
  • トンボなどの飛んでいる虫を空中でつかまえることもある
  • 現在日本では全国に分布している

 

身近な鳥との比較

他に、身近な鳥でおなじみなのがスズメです。

体長は約13.5cm、体重は約24g。

スズメのほうがちょっと小柄ですね。

 

ハクセキレイは猛ダッシュするのに比べて、スズメは基本歩きません。

(とは言っても、実は歩くときもあります)

 

歩く身近な鳥といえば、動画でもよく見かけるセキセイインコ。

セキセイインコは、体長が約19~23cm、体重が約35~50g。

ハクセキレイと比べて、体の大きさのわりに重たいです。

 

昔、セキセイインコを飼っていたことがあります。

セキセイインコの歩き方は、ハクセキレイの”俊足”とはほど遠く、ペタペタペタと歩く感じです。

 

ハクセキレイを考察

ハクセキレイ、体の大きさの割に体重は軽い。

 

鳥の体は飛ぶことに特化するため、進化の過程で骨を軽くし、軽量化を図っています。

少ないエネルギーで効率よく飛ぶためです。

 

「飛ぶこと」と「歩くこと」とでは、動作がちがいますね。

ですが、体の軽量化は「歩くこと」でも有利になると考えられます。

 

立ったり歩いたりする時、鳥は2本の脚で全体重を支えます。

見ての通り、鳥の脚は体の大きさに比べてとても細いのが特徴です。

 

体が軽いと言うことは、細い脚で支えて体を移動させる(=歩く)を考えた時も、少ないエネルギーで楽に移動できると考えられます。

 

そして、注目はあの”脚”です。

 

いろんな鳥を見くらべていると、ハクセキレイの脚は「体の割に細くて長い脚」をしているように私には見えます。

 

あなたにはどのように見えるでしょうか?

 

体が軽くても、足は早くない鳥もいます。

足が長くて細くても、足は速くない鳥もいます。

 

それを考えると、体の「軽さ」とあの脚の「細さ」と「長さ」の”絶妙”なバランスが、あの足の速さを生み出しているのでは?と考えています。

 

速く歩く鳥にとって、俊足のために、体の「軽さ」と、脚の「細さ」と「長さ」の”黄金率”のようなものがあるように思います。

 

脚の「細さ」と「長さ」をつきつめていくと、ハクセキレイの骨格そのものに、もしかしたら俊足の秘密が隠されているのかもしれません。

 

あなたなら、あの脚の早さの秘密をどのように考えられますか?

 

まだ研究がないようなので、鳥好きとしてはあの脚の速さの「なぜ?」に夢がふくらみます。

 

ハクセキレイの行動について

ハクセキレイには他にも気になる行動がありますね。

 

尾羽の動きが意味していること

ちなみに、尾羽。

上下にピョンコピョンコと動かしていることについては研究があり、『警戒』している時の動作というのが通説のようです。

 

地面を歩き回っているわけ

そして、なぜあんなに地面を歩き回っているのか疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、地面を歩きながらエサを探しています♪

 

まとめ

ハクセキレイの体の軽さ・脚の長さ・脚の細さに俊足の鍵がありそうです。

脚の長さ・脚の細さをつきつめると、ハクセキレイの骨格そのものに俊足の秘密がかくされているのかもしれませんね。